そっか!の新規展開Unicul LABORATORY

去る8月21日(日)、東葛テクノプラザにて、流山青年会議所様が開催された青少年事業の一環として、
株式会社テーブルクロス代表取締役である城宝薫さんの講演会と共に、我々Unicul Laboratoryが
ワークショップを実施しました!それについて、プロジェクトマネージャーである
Unicul Laboratoryの渡邊晃一朗(東京大学教育学部3年)より、活動についてご報告させて頂きます。

【活動内容】

・概要
実施したワークショップは題して『レストランパニック!』
かわいい名前とは裏腹に、、内容は自分たちで「流山市にどう役立つか」を前提に、
「流山市に日本一魅力的な理想の飲食店を創る」という、参加者が頭をフル回転させる
本格的な問題解決型ワークショップです。

・ワークショップの仕掛け
レストランを創るといっても、ただメニューを詰め込んだだけではお店は完成しません。
そのために必要となる、理想から作っていきます。でもそれって難しいんじゃないか・・・
そう思う方もおられるでしょう。だからこそ、このワークショップではそれを乗り越えられるように、
4つの「仕掛け」を織り交ぜています。

①目標を決める!
このワークショップが他と違うのは「問題が与えられていないこと」です。
目標を決めることで、自分で問題を創り出す。何気なく使う「問題」という言葉に揺さぶりをかけます。
目標というのをグループでどうやって決めていくのか……大変そうでしたが、どこのチームも
チームワークをだんだんと発揮していきます。「流山市にどう役立つか」という前提しか与えられていない中で、
「流山の自然を活かす」ことや「流山の落ち着いた雰囲気を活かす」ことをテーマに
様々な「目標」がつくられました。その「目標」を達成するために何が必要なのか考えることが
ここでの「問題」でした。問題を与えられるのではなく自分たちで考えるのは非常に難しいことですが、
参加者の皆さんは悩みながらも「問題」を創りだしていました。

②アイデアを出す!
理想が決まれば、それに突き進むのみ。
一般的には「ブレインストーミング」と言われる手法を使い、アイデアをたくさん出す方法を学びました。
単にアイデアを出すだけでなく、他の人のアイデアの活かし方、アイデアを出す時の心の障壁を乗り越える感覚…
そういったことを学びました。今回はテーブルクロスに掲載されるお店を作るために,「流山の名産品を使用した
料理を提供するお店!!」「流山に今までなかったような店」などたくさんの案が出てきました!

③アイデアをまとめる!
たくさん出すだけでは散らかるだけ…そこからアイデアをまとめ上げ、1つのまとまりに洗練させる方法を、
KJ法というアイデアをまとめ、一つのストーリーにしていく方法を基にして学びました。
アイデアをまとめる時の視点、取捨選択の方法を身に付けました。

④形にする!
アイデアはそれだけで終わらせません。
そこから木の根っこをイメージした「樹形図」を使って、まとめたアイデアを細かく分けていき、
形にしながら、「現実のお店」を作っていきました。「樹形図」を用いてアイデアを細分化することは、
簡単なように見えてとても難しいことです。今回のように「雰囲気」や「接客」などを細分化するとき、
それをどんな風に使っていきたいかを細かく分けていきます。
この手法は日常的には使うことは少ないと思いますが、方法が分かれば色んな場面で使うことが出来ます。

・発表
最後には作り上げたお店を発表します。「流山市にどう役立つか」というのは同じだけれども、
本当に多種多様なアイディアが生まれました。「和」を意識したチームや「流山の名産品」を活かすチーム、
「自然の開放感」を前面に押し出すチームなど、様々なチームがありましたが、理想もアイデアも種々様々でした。

【活動を終えて】
正直、最初は心配なところがありました。
普段は自分の意見を言いながら、みんなで何かを作っていくことに慣れていない子たちは
意見を言えるのだろうか……
大学生から中学生までいるけれど、仲良くなれるのだろうか……
いや、そもそもこのワークショップ難しい……
でも杞憂でした。
色んな年齢の人がいる中でも、最初は緊張していた生徒さんが次第に自分の意見を言うようになり、
みんながどんどんと前のめりになって取り組んでいる姿を見て、心底安心しました。
発表をおよそ70名の前で堂々とやってのけてくれて、一安心。一日でここまでできるのかと、そう思いました。
1日がかり、4時間のワークショップは最長で、Unicul Laboratoryのファシリテーターも
ヘトヘトになっていましたが、何か変わってくれたのでは、と思っています。

【所感】
「アクティブ・ラーニング」「主体的な課題解決能力」「21世紀型スキル」……
「主体的に考える」人間を育てるために色んなことが言われていますし、
教育学部にいるとそういったことをよく聞きます。正直、思ってます。
「これで大丈夫なのか」
考えるとはどういうことか、問題とは何か、解決するってどういうこと……?
そういった疑問に答えられないにも関わらず、「考えろ」と連呼するのはあまりに無責任で、
いきなり言われてもよく分からない。そこで、「考える」ことに注目してみよう、ということで作ったのが
この問題解決ワークショップです。まだまだ足りないところも多かったので、これからも改良を重ね、
「考える」ことに悩む方にお披露目できたらなと思っています。
では、またお会いしましょう。

Unicul Laboratory
プロジェクトマネージャー
渡邊晃一朗(東京大3年)

事業主催:一般社団法人 流山青年会議所様

講演会講師:株式会社テーブルクロス代表取締役 城宝薫様
1993年生まれ。2015年度立教大学経済学部卒業。学生団体Volante創設。株式会社テーブルクロス代表取締役。
利益の創造と社会への貢献を同時に実現する”CSV(Creating Shared Value-共通価値の創造-)文化”を創るために、
社会貢献型グルメアプリを立ち上げる。テーブルクロスは、外食をするときに予約をすると、
予約した人数分の給食が途上国のこどもたちに届くというもの。日本中に予約運動を広げ、
こどもたちに学校給食を届けるちょこっとボランティアを推進する。

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