10月15日(日)、会津大学にて、2017年度「グローバル人材育成プロジェクト」成果報告会・講演会が開催されました。
※これまでのプロジェクトの開催報告はこちら
– 第1回ワークショップ「『グローバル人材』ってなんだろう?」
– 第2回ワークショップ「会津のまちと世界のつながり、見つけた!」
– サマーキャンプ「世界と自分に出会う夏!」
– 最終回ワークショップ「私達が考えるグローバル人材はこんなひと」
成果報告会では、最初に、Unicul Laboratory齋藤と高校生の参加者より
本プロジェクトの内容に関する説明を行ったあと、4つのグループに分かれて、
前回のワークショップでグループごとに考えた「私達の考えるグローバル人材」を発表しました。
また、代表して5名の高校生から、「本プロジェクトを通じて新たに考えたこと・気づいたこと」や、
「将来なりたい自分」、「そのために頑張りたいこと」等を発表してもらいました。
―「グローバル人材とは、自国を知った上で視野を広くもち、国や人種関係なく人のためにありたいと思う人」
―「国際協力について、自分にもできることがある、ともやもやしたものが晴れて具体的になった」
―「今まで将来の夢を人に伝えるのが恥ずかしかったけれど、一回口に出してなりたいと思ったら、
本当になりたいという気持ちに気付くことができた」
―「このプロジェクトがなかったら関わらなかったような人と会うことができ、すごく刺激された、
考えを広げられるようになった」
どの発表も、堂々と自分自身の言葉で伝えられていて、本当に素晴らしいものでした。
後半の朝日新聞論説委員・平田様の講演会では、イラク戦争や中東情勢の取材経験に基づく
生きたエピソードをたっぷりと伺い、世界の「ミクロ」な動きを捉えることの重要性、
コミュニケーションの大切さについて学ぶことができました。
* * *
ある高校生から、発表の中で「夢に向かうための宝の地図をもらった」という一言がありました。
Unicul Laboratoryがプログラムを通じて中学生・高校生に伝えたいと思っていることは、
日常にあるふとしたきっかけや人との出会いから、自分を見つめ直し、将来なりたい自分になるための地図を描くこと。
何度でも描きなおせるよう、地図の描き方を伝えることです。
今回、初めて本事業を担当させていただき、私達も、試行錯誤しながら毎回のワークショップを設計してきました。
至らぬ点も多かったと思いますが、今回のプログラムに込めた想いが伝わっていたら、
今回の出会いが、少しでも高校生の背中を押して、世界を広げられていたら、
こんなにも嬉しいことはありません。一人ひとりの将来の活躍が本当に楽しみです。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えていただきました会津若松市の皆様、
報告会にご参加くださった皆様、参加してくださった高校生の皆さんに、心より御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
Unicul Laboratory 社会人チーム代表 丸谷華織
会津若松市グローバル人材育成事業 事業紹介:こちら(市役所ホームページにリンク)