ユニカル・ラボラトリー

menu

【開催報告】あいづ未来人財育成塾2023の運営を行いました

2023年8月18日から8月21日までの4日間、福島県会津若松市にて「あいづ未来人財育成塾2023」が開催されました。

「あいづ未来人財育成塾」は、会津若松市が主催する中学生対象の合宿形式のキャリア教育プログラムです。3泊4日のプログラムの中で、様々な分野で活躍する講師陣による講義や課外活動、グループワークを通じ、次世代のリーダーを育成することを目的としています。
Unicul Laboratoryでは期間中のグループワークの設計・運営を行い、中学生の期間中の生活のサポートを行いました。

開催報告

今年度のあいづ未来人財育成塾では、講義を振り返る「講義振り返りワークショップ」、自分と向き合い将来について考える「鳥の宝物ワークショップ」、そして4日間の成果を言葉にまとめる「座右の銘ワークショップ」の3つのワークショップを企画・運営しました。

講義振り返りワークショップ

計6名の講師の方による講義がありました。
講師の方・講義タイトルは以下のとおりです。

①「社会人として大切にすべきこと」
~勉強では学べないことをラグビーから学ぶ~

神戸製鋼ラグビー部 チームディレクター 福本 正幸 氏

②「ジャーナリストの仕事とは」
株式会社朝日新聞社 編集委員 原 真人 氏

③「わたしのライフデザイン」~みらいとつなぐ~
日本生命保険相互会社1級ファイナンシャルプランナー 柏木 佑介 氏

④「知られざるアナウンサーの裏側を徹底解説!」
株式会社NST新潟総合テレビアナウンサー 長谷川 珠子 氏

⑤「想いとご縁と実践で」
戸田建設株式会社執行役員副社長 曽根原 努 氏  

⑥「夢を叶えるメンタル力」
メンタルトレーナー 高畑 好秀 氏 

はじめに「学んだことをタイムアタック」と題して、対象の講義から印象に残ったことを時間制限をつけ書き出しました。
そしてその言葉を文章にまとめ、そこから学んだこと・感じたことなどわかったことをまとめ、次に何をするかを考えました。
講義を振り返ることで未来の自分を考えることが出来ました。

鳥の宝物】ワークショップ

このワークショップは、「将来についての考え方を学ぶ」ことを目的に行います。過去、現在、未来の時間軸に添う形で3つのパートから構成されています。

①自身の過去を振り返る「幻の樹を出現させよう!」のパート

②将来について考える「輝きの花を咲かせよう!」のパート 

③ ①~②で考えた理想の姿をもとに、実践的に自分の行うべきことについて考える「宝の地図を完成させよう!」

①~③のつながりを意識できるようにするため「飛べない鳥が飛べるようなり、夢を目指し、宝物を探す」というストーリーに沿って、ワークショップを実施しました。

ワークショップ①「幻の樹」を出現させよう

今回のワークショップを通して以下の目標を設定しました。

ワークの内容
1.自分の過去(エピソード)を振り返る
2.エピソードから分かる自分を構成する要素を考える

自分の将来について考えるためには、自分について知っていることが重要です。
「過去を振り返り、過去の印象に残る自分の行動から自分について考えること」によって将来について考える準備が出来ました。

ワークショップ②「輝きの花」を咲かせよう

ワークの内容
1.自分の思い描く理想の姿を考える
2.職業別一覧表で、職業を知る

①自分の「要素」をカテゴリーでまとめる
②それぞれのまとめたカテゴリーから自分のしたいことを書き出す
③自分の思い描く理想の姿を書き出す

上記①〜③の順番で段階的に考えることで、自分の将来の可能性について考えることが出来ました。
そして自分の思い描く理想の姿から自分に合いそうな職業を調べ、自分の可能性をさらに考えることができました。

ワークショップ③「宝の地図」を完成させよう

ワークの内容
1.「自分の思い描く理想の姿」をゴールとして到達するための道筋を考える
                  (うまくいかなかった場合も考える)
2.今後の人生の中でどのタイミングで使えるか、明日からできることを考える

長い人生の中で自分の思い通りにいくことは多くありません。
考えた道筋の内の一つのステップを取り除き、どうすれば良いか考えました。
今後の人生でうまくいかなかったときにこの考え方を実践してほしいと思います。

座右の銘】ワークショップ

ワークの内容
1.4日間で印象に残ったことを振り返り、言語化する
2.「座右の銘」を決定する

今後の自分の人生の助けとなるような言葉―「座右の銘」を、参加者一人ひとりに考えてもらいました。
言葉というのは心に残り続けると思います。参加者の皆さんには今回考えた「座右の銘」を大切にしてほしいです。

成果発表会

最後に、4日間を通した成果を発表してもらいました。B3一枚の画用紙にとにかく「自由に」まとめてもらいました。
一人ひとりが自ら考えて一つの成果物を作り上げていき、とてもオリジナリティのある素晴らしいものが出来上がりました。

開催後記

昨年の2月頃からプロジェクトを構想し、無事開催を終えるまで本当にあっという間でした。
そして、今でも時々当時のことを思い出します。

この度「将来の考え方を学んでもらう」ことを目標にワークショップの運営をさせて頂きました。
「鳥の宝物」「座右の銘」、それぞれのワークショップを通して自分の将来を考えて貰うことが出来たと思います。
その証拠に「成果発表会」は希望あふれる素晴らしい発表でした。

今回学んだ「将来の考え方」と今回考えた「座右の銘」は、
今後の人生で大きな壁にぶつかった時に絶対に参加者の皆さんを助けてくれると思います。
もし何かにつまずいたときがあったら、今回の4日間を思い出してほしいです。

また、親元から離れて初めて会う人たちと過ごした経験は、参加者の皆さんにとってとても良い経験になったと思います。
共に助け合い生活をする中で、一回りたくましく成長出来たと思います。
私たち大学生チューターも、4日間の中でたくさんのことを学ばせて頂きました。

準備段階や本番でうまくいかなかったことがありましたが、あいづ未来人財育成塾に関わる様々な方の助けを頂き、無事に本番を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。
今回の運営における課題は今回限りにすることなく、今後に必ず活かして参ります。

最後になりましたが、プロジェクト始動から最大限のサポートをして頂いた会津若松市の皆さまに厚く御礼申し上げます。

( 執筆者: チューターリーダー 佐野 主真 )