ユニカル・ラボラトリー

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【開催報告】高校生向けイベント「大学生と考える大学の『その先』」

3月27日(日)に東大本郷キャンパス・湯島地域活動センターにて、高校生向けイベントを実施しました。Unicul Laboratoryがこれまでに行ってきた活動は、高校の授業や放課後を利用していたため、今回の様に、校外に様々な高校の生徒さんを集めるのは初めてでした。

〇午前「人生路線図」
午前中のワークショップは「人生路線図」
ゲストスピーカーの話を聞き、その人生に影響を与えてきた「価値観」を発見していくワークショップです。スピーカーの「価値観」を引き出す質問をするのですが、これは高度なことであり、「高校生には難しいのではないか」という懸念もありました。しかし高校生の質問は非常に鋭く、大学生ファシリテーターを驚かせました。ゲストスピーカーも、自分では気付かなかった部分を引き出されたようでした。

〇キャンパスツアー
午後のワークショップを実施する前に、東大の食堂で昼食をとり、キャンパスツアーを開催。ご飯を囲みながら、散歩をしながらの会話によって、大学生と高校生の間にあった緊張感も解けました。

〇午後「ピクトグラム」
午後のワークショップは「ピクトグラム」です。
午前中の「人生路線図」の内容を参考に、今度は自分の人生を振り返る時間を設け、自分はどんな価値観を持っているのか認識してもらうことが目的のワークショップです。今までの人生を思い返し、そこに存在した感情や行動の理由を見つけ、「私はどんな人なのだろう」と考え、最終的に「自分」をピクトグラムという簡潔な図で示してもらいました。他人の質問を基に「自分」を掘り下げていくと、大まかな「自分像」が見えたようでした。高校生が作ったピクトグラムは非常に完成度が高く、大学生ファシリテーターを驚かせました。

〇総括・感想
午前と午後のワークショップを終えて高校生に感想を尋ねてみると、

「今までぼんやりと持っていた自分像をはっきりとした形に表すことができた」
「ピクトグラムという図にまとめたことで、自分の価値観を見出せた」

などと回答がありました。
「自分」を知ることは、悩みや不安を解消するヒントにもなります。学校生活や進路などで悩むことが多い高校生。今回のイベントで自分像を認識してくれた生徒が多く、きっとこの先の将来に役立つことと思います。私たちも微力ながらお手伝いできたことにやりがいを感じました。

今回のイベントで2015年度の活動は一区切りです。2016年度も様々な企画を用意しています。少しでも興味のある大学生や高校生の皆さん、ご参加をお待ちしております!

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