ユニカル・ラボラトリー

menu

【開催報告】伊那谷サマースクール2019 in みのわ を開催しました!

2019年8月5日(月) ・ 6日(火)に長野県上伊那郡箕輪町にて、「伊那谷サマースクール2019 in みのわ」を開催しました。

「伊那谷サマースクール」は、長野県上伊那郡(通称「伊那谷」地域)にて、2018年度より地域の高校生を対象に実施しているUnicul主催のプログラムです。

2回目となる今回のサマースクールには、赤穂高校 、伊那北高校、伊那西高校 、岡谷東高校、山梨県立富士河口湖高校 から計11名の高校1・2年生が参加して下さいました。昨年度を大幅に上回る高校生の方にご参加頂き、メンバー一同大変嬉しく感じております。

スケジュール

当日は以下のようなスケジュールで、スタッフと高校生の交流を大切にしながらワークショップが進められました。

~1日目~

 9:30-11:00 オープニングセレモニー
 11:00-12:30 ①人生座談会
 12:30-13:30 昼食、大学生・社会人・地域の方々との交流
 13:30-16:00 ➁人生路線図ワークショップ
 16:00-19:00 夕食、レクリエーション

2日目~

 9:30-11:30 ③ピクトグラムワークショップ
 11:30-12:30 ④未来のdoとbeを描こう
 12:30-13:30 昼食、大学生・社会人・地域の方々との交流
 13:30-15:30 ⑤無人島Quest!ワークショップ
 15:30-17:00 エンディングセレモニー

高校生はふせんや、今回のワークシート・スタッフからのメッセージが1冊に詰まった「QueQueノート」に自分の思いを書き出し、それぞれの考えを共有しながらワークショップを行いました。

当日の様子やQueQueノートのページとともに、それぞれのワークショップを紹介致します。

各ワークショップの内容

~1日目~

★人生座談会★

大学生が高校時代から現在までの歩みを出来事とモチベーショングラフを示しながら話しました。高校生は話を聴いた上で、「なぜその大学にしたの?」「どうやって苦しい時期を乗り越えたの?」などの質問をしました。

イメージしていた受験や大学生活とは異なる話も聴くことで、進路について改めて考えるきっかけとなったようです。

 

★人生路線図ワークショップ★

今回のワークショップには、社会人ゲストとして、他の県から長野に移住し地域おこし協力隊として活動する方、生まれ育った伊那に戻って働きながら地域活性の活動に取り組む方、関西で生まれ育ち、東京のベンチャー企業で働く方の3人にお越しいただきました。

まずはゲストの方からこれまでの人生についてお話を伺いました。肩書きや経歴に惑わされずその人の価値観を知るためには「なぜそうしたの?」「自分だったらこうするけど、なぜこうしなかったの?」という問いが重要、という説明を受け、高校生からは鋭い質問が飛びました。

普段は接することの少ないゲストに対し興味を持って話を聴いている様子が印象的でした。

 

~2日目~

★ピクトグラムワークショップ★

自分の過去の経験を振り返りながら、「モチベーショングラフ」をつくり、「人生3大エピソード」を書いたあと、将来の自分のありたい姿をピクトグラムで表現しました。

自分はどんな性格や価値観を持っているのか、それは過去のどんな感情から結びついているのか、改めて自分と向き合い、自分らしさを再発見する様子も見受けられました。

 

★未来のdoとbeを描く★

「なりたいもの(職業)」と、その職業になった先に「やりたいこと」を見つけるワークを行いました。

職業が明確な高校生はその裏付け深堀り、そうでない高校生はまず興味がある事柄をリストアップ、それらと「やりたいこと」「ありたい姿(③のWSを参照)」がリンクする職業を考えました。興味関心を明らかにすることに難しさや抵抗を覚えながらも、大学生や地域の方々とともに考え抜くことができました。

 

★無人島Questワークショップ★

自分のなりたいもの・やりたいことを無人島というゴールに見立て、ゴールを達成するために必要な行動計画を無人島までの道のりとして考えました。

ある道が通れなくなった場合を想定する中で、実現に近づく別の方法や譲れないことを見出し、ゴールに対する自らの想いの強さを確認しました。

 

★大学生・社会人との交流★

レクリエーションと夕食・昼食や休憩時間には、大学生や社会人の方々との交流の場を設けました。学校の話、芸能人や音楽・ゲームの話から進路選択や大学生活の話まで、幅広い話題で親睦を深めました。

普段接する機会の少ない大学生・社会人だからこそ楽しみながら、あるいは真剣に聴き入り、悩み相談を行ったりと有意義な時間を過ごしました。

高校生からの感想

高校生からは以下のような感想を頂きました。

★将来のことについて考えるための手がかりが一つとなかった状況だったので助かりました。自分の将来のことについてあやふやなままにせず真剣に考えていきたいです。

★ゲストの方々のこれまでの人生について聞き、そこから得た教訓やもともと持っていた考え方について、自分では思いつかないような考えもたくさんあり、それについて考えて探求することができて楽しかったです。

★(無人島Questワークショップにて)自分の線を広げていくのは難しかった。でも、大学生がしっかり考えてくれて、うれしかった。難しかったことではあったが楽しかった。

御礼

昨年度初めて伊那谷サマースクールを実施し、今年度も引き続き同じ箕輪町にて、より多くの高校生を迎え、サマースクールを開催することができました。至らぬ点も多々ございましたが、地域の皆様に暖かく支えていただきました。今年度は箕輪町地域総合活性化事業交付金を頂いて実施させて頂いており、地域の方々に多方面でご支援頂き無事に終えることができたと感じております。

参加してくださった高校生、保護者の方々、ご後援いただいた箕輪町、箕輪町商工会、上伊那広域連合、郷土愛プロジェクトの皆様、ご協力をいただいたさくら*みらい塾、箕輪町ものづくり交流プラザの皆様、広報活動にご協力頂いた伊那北高校・伊那弥生が丘高校、赤穂高校、伊那西高校の先生方、箕輪町商工会の皆様、伊那市役所・上伊那広域連合の皆様、他にも告知や運営にお力添えいただきました全ての方に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

一般社団法人Unicul Laboratory
伊那谷サマースクール2019 in みのわ 運営メンバー
亀山奈那子 堀内美樹 上山航矢 桐野耕介 児玉菜緒 五十嵐海斗 永野あきほ 丸谷華織

■伊那谷サマースクール2019 in みのわ 報告書(pdfファイル)