ユニカル・ラボラトリー

menu

【開催報告】中間市立中間東中学校にて、オンラインでのキャリア教育の授業を実施しました

2021年8月26日(木)に、福岡県中間市の中間東中学校にて、中学2年生の3クラス92名を対象に、GIGA端末を活用したオンラインのキャリア教育の授業を実施しました。

テーマは「人生ソウゾウ会議!」
授業の目的は、ゲストスピーカーの話を聞き、人生における選択には人それぞれの理由や価値観があることに気付くこと、質問を通じて自分の価値観と照らし合わせ、将来のイメージを膨らませてもらうことでした。

当日の内容

当日は、大学生2名、社会人1名がスピーカーとして、自分の歩みや大切にしている価値観について語るセクションと、パネルディスカッション形式で中学生の皆さんからの質問に答えるセクションの二部構成で企画を実施しました。オンラインならではの試みとして、シンガポールで働く社会人のメンバーもスピーカーとして参加し、zoomで福岡、東京、シンガポールを繋いで授業を行いました。

1時間目、8:40に、チャイムとともに企画が始まりました。

開始直後は、オンラインでの実施に不安があるような表情を浮かべる中学生も多くいました。しかし、1人目のメンバーが話し出すと緊張も和らいできて、真剣な表情で話を聞いてくれました。

前半のセクションでは、合計3名が自身の人生を振り返りながら「人生の転機」や「人生の価値観」を語り、進路選択の参考にしてもらうことを目標としました。
スタッフそれぞれが人生について語る中で、人生は選択の連続であること、選択に伴った考え方や感情の移り変わりを伝えられたかなと思います。

前半のセクションを聞いて、中学生の皆さんには、手元のiPadからGoogleフォームにアクセスし、3名のスピーカーに対する質問や感想を送信してもらいました。皆さんからは本当にたくさんの質問をいただき、進路選択から、大学生活の話、目標や人生で大変だったことまで、幅広い質問が届きました。

後半のセクションでは、これらの質問から代表的な質問を取り上げて、スピーカーの3名が順番にお答えするパネルディスカッションを行いました。スタッフそれぞれの回答は三者三様で、価値観は人それぞれであり、自身の選択を大切にして欲しいという思いが伝わっていれば嬉しいです。

なお、時間内に回答できなかった質問については、後日回答を文章でまとめて、学校のサイトに掲載いただきましたまた、昨年に引き続き、当日の内容をまとめたグラレポ(グラフィックレポート)も皆さんにお届けしました。

開催後記

今回の企画は、昨年5月に中間南中学校でのオンライン企画 を実施させていただいた先生から、今年もぜひ、というお声がけをいただき開催に至りました。
5月から準備を始め、準備時間には余裕がありましたが、企画運営の初心者が半数で、不安の中でスタートしました。先生の多大なご協力もあり、Uniculとして初めての試みである、1人1台の端末をフル活用したパネルディスカッション形式の授業を無事に開催することができました。
本番で司会進行を務めた私自身、企画運営は初めての経験でしたが、特段大きなトラブルもなくオンラインの企画を終えることができほっとしております。

オンライン企画の性質上、プレゼンテーションの最中に中学生の表情が見えず私たちの思いが伝わっているのか不安になることもありました。しかし、企画終了後のアンケートでは

  • 「皆さんの話を聞いて、これからの未来に繋げようと思いました」
  • 「自分はまだやりたい事は決まってないけどすごく参考になりました!」
  • 「自分にとっての当たり前は他人にとって当たり前ではないということと、過去を振り返ることが大切だということを学びました」
  • 「周りに流されたり、自分は無理だと思わず、チャレンジしようと思い、自分の視野が広がった気がした」

などのメッセージを頂きました。
なにより「楽しかった!!」という感想が多く、私たちスタッフ一同とても嬉しく思いました。

今回の授業が、中学生の皆さんが今後の人生の選択をする際のヒントになればと思っております。
最後になりましたが、中間東中学校の先生方及び中学生の皆さん、本当にありがとうございました。

(早稲田大学政治経済学部3年 土肥竜之介)