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将来の夢を聞く大人たちへ

はじめまして!

Unicul大学生メンバーのあおかです!

Uniculコラム第2弾の今回は「将来の夢を聞く大人たちへ」と題して、大学1年生の私がどんな想いでUniculの活動に携わっているのか、を書いてみたいと思います。

目次

  • あのころの違和感
  • 7日間でなにかが変わった
  • キャリア教育団体入ってるとか真面目すぎん?
  • 将来の夢を聞く大人たちへ

あのころの違和感

私は小さいころ「将来何になりたいの?」と聞いてくる大人が嫌いでした。

この質問には大人が答えてほしい答えがあるような気がしてしまったから。

サッカー選手、お花屋さん、先生、パティシエール、戦隊ヒーロー。

「会社員」と答えた友達は笑われていました。しかし、聞いてくる大人の多くは「会社員」であることが当時の私には不思議でした。無邪気に大きな夢を語れる子どもを羨ましいと思う気持ちは、大学生になった今は分かります。いつの間にか当たり障りのない将来の夢や目標を話すようになり、将来について考えるよりも日常に追われるようになりました。

7日間でなにかが変わった

中学2年生のとき、私は友達に誘われるがままに当時Uniculが運営を担当していた「プラチナ未来人財育成塾@会津」に参加しました。

社会の最前線を走る方々の講義を聞き、それを振り返ったうえで将来自分はどうなりたいのか、を考えるワークを行う6泊7日のプログラムでした。大学生チューターが自分の夢を一緒に考えてくれたり、参加した同世代の仲間が一生懸命自分の夢に向き合おうとしているのを見て刺激を受けたり、みんなが真剣に向き合っている熱のこもったあの空間が今でも忘れられません。

参加する前は将来は誰も予想できないから、将来について考えても意味がないと思っていましたが、将来について考えないことは自分で自分の人生を切り拓くことを放棄していることなのだと気づきました。

自分にとってより良い選択ができるように、「もがく」ようになろうと思えたのはこの経験のおかげです。

キャリア教育団体入ってるとか真面目すぎん?

大学1年生でNPOに入っているというだけで「真面目すぎん?」とよく友達に言われます。

(正確に言うとUniculは非営利団体という意味で広義のNPOではあるけど、正式には一般社団法人なのでNPO法人ではなかったりしますが…)

私は未来人財育成塾の卒業生ということで、Uniculと関わる機会があったので、非営利団体に入るという意識よりは「あの感動を届けたい!」という想いが先行した状態でUniculに入りました。

でも…実際に入ってみて活動していくなかで「入ってる団体ってどんな団体なの?」と聞かれるとうまく答えられなくて。広報に関わっていることもあり、「キャリア教育ってなんだろう?」と考えていました。

そんなとき、何か決めるときに母に相談すると決まって言われる言葉を思い出しました。「自分で決めなさい。お母さんが決めてあなたが後悔しても責任取れないから。」

私が関わっているキャリア教育ってそういうことだと思います。

キャリア教育というと大層なものだと思われることも多いですが、自分がどういうことに価値を置くか、周りがそうだからって理由だけで進路を決めないとか、それを考えただけでキャリア教育。キャリア教育とは、“ほんのすこしでも人生の主導権を自分が握って責任を持つ”ってことだと私は感じています。

将来の夢を聞く大人たちへ

大学生になっても「将来何になりたいの?」と聞いてくる大人が嫌いだった私はいなくなったわけではありません。

それでも無邪気な夢を聞かれる時期はいつの間にかすぎていきます。どの高校に行くか。文系か理系か。どの大学に行くか。そんな現実的な進路選択に迫られていきます。

「将来何になりたいの?」と聞くのであれば、何になるかの選択肢を自分で探せるような手助けをすること、そのなりたいものになるにはどういう道筋があるのかを一緒に考えることが必要なのではないかなと思います。

今回は私がUniculで活動しながら思っていることを綴ってみました。

一口にキャリア教育団体Unicul Laboratoryのメンバーであると言っても、キャリアに対してもUniculという組織に対しても思っていること、考えていることは違うと思います。

今後もUniculコラムは続いていきます。Uniculメンバーの個性に注目しながら、読んでいただけたら嬉しいです!

(執筆/森青花、編集/宮川周平)