2021年11月5日(金)に、東京都中野区立中野中学校の中学2年生の皆さんに「キャリア教育講演会」を実施しました。
中学2年生の皆さんは、キャリア教育の一環として、同月末に職場訪問を控えており、職場訪問に向けて、仕事について調べたり職場訪問での質問を考える事前学習を進めているところでした。
そこで、今回の講演会では、社会人と対話することで、社会人に対する質問力を養うとともに、社会人の仕事選びの価値観やキャリア観について理解を深めることを主な目的としました。
中学生の皆さんには、あらかじめ、当日お話する社会人の簡単なプロフィールを配布して、「こんな人かな?」とイメージをもった上で当日の講演会に参加してもらいました。
当日は、共同代表理事の丸谷から、「人」や「仕事」について深く知るための観点や質問のポイントについて紹介した後、社会人メンバーの嘉村・松永がスピーカーとなり、自身の仕事の説明と今までのキャリアについてお話ししました。
その後、中学生の皆さんにはグループで質問をたくさん考えてもらい、実際に質疑応答という流れで進めました。
質疑応答では挙手が止まらず、「転職の理由、メリットデメリット」や「人生の山場はいつだったか」、「人間関係の悩みをどう解決したか、今の仕事とどう繋がっているか」など、スピーカーもたじたじ(!)な鋭い質問が多数出て、中学生の皆さんがプレゼンを聞いて仕事への理解を深めようと真剣に聞いてくださっていたことがひしひしと感じられました。
アンケートでは、以下のような感想を頂きました。
・社会人になってもまだまだ悩むことはあるんだなと思ったし、たくさん悩んできた中で決断をしてきたのはすごくかっこいいと思った。転職は最初はあまり良いイメージがなかったけど、今回の二人の話を聞いて、自分の視野を広げるチャンスなのかなと思った。
・人の歩みについて知ることで、その人の人柄や考え方が少しずつ見えてくることが分かった。会社について知るためには、世の中にどのようなつながりがうまれているのかに興味を持つことが大切だと分かった。
・第一印象で決めず、わからないことは質問していくことが大切だと分かりました。聞いたことのない仕事について話が聞けてよかったです。
・二人とも人間関係に悩む時期があったということで、ちょうど今私は人間関係に悩んでいるので、ヒントになりました。昔の悩んだ経験が社会人になってから生きたというのはモチベにつながったので私も頑張ります。
・自分が思っていた社会人とは少し違っていた。悪い意味ではなく良い意味で。自分のやりたいことができて楽しそう。
(他にもたくさんの素敵な感想を頂きました!)
短時間の講演会ではありましたが、私たち社会人メンバーにとってもたくさんの刺激を受けた貴重な機会となりました。職場訪問、その後の進路選択に少しでも役に立つ時間となっていれば嬉しい限りです。
実は、中野中学校は、Uniculで学生時代に活動していたメンバーが教員として勤務している学校です。ご縁をいただき、このような形で元メンバーと学びの場を創り上げることができて、とても感慨深かったです。
中野中学校の先生方、中学生の皆さん、どうもありがとうございました。