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【開催報告】会津若松市グローバル人材育成事業の第1回ワークショップを開催しました

7月2日に、会津若松市が主催する「グローバル人材育成事業」の2022年度第1回ワークショップを開催しました。

企画趣旨

グローバル人材育成事業とは、会津若松市が主催する会津地域の高校生を対象としたプログラムです。英語カフェへの参加や、グローバル企業や英語学習施設・JICA関連施設への訪問を通して、国際社会・異文化に触れ、グローバルな視点を身につけることを目指しています。

私たちUnicul Laboratoryは、2017年度より本事業のプログラムのうち「グローバル人材としての自分」を考えるワークショップの企画運営を担当しており、今年度も全3回のワークショップ及び成果報告会の企画運営を担当させていただきます。

なお、コロナ感染症対策のため換気を十分に行い、消毒の徹底及びマスク着用のうえ実施しております。

目標

初回である今回の目標は、
1.身近なところにも自分の知らないことを知るきっかけがたくさんあること
2.知らないことに対するアンテナを張って毎日を過ごすことが大切だということ
この2つを実感することで、視野の広げ方を学ぶという内容でした。

早速、当日の内容について説明していきます。

当日の内容

アイスブレイク①4コマ自己紹介

まずは、参加者の緊張をほぐすとともに参加者同士がお互いのことを知るため、1人ずつ自己紹介をしました。みんな堂々と自己紹介をしており、一人ひとりの発表の後には温かい拍手が起こるような、良い雰囲気で場が進みました。

アイスブレイク②積み木自己紹介

さらに、本プロジェクトを通して一緒に活動するグループのメンバーについて深く知るために、「積み木自己紹介」とよばれるゲームを行いました。これは、​​順番が回ってきたらそれまでの人の自己紹介を全て繰り返した後に自分の自己紹介を付け足すというものです。みんな懸命にグループのメンバーのことを覚えようとしていました。

アイスブレイク③ブレストゲーム

さらなるアイスブレイクとして、ドラえもんの「ジャイアン」の特徴を、グループで協力して1分間でできるだけ多く挙げるというゲームをしました。このアイスブレイクの目的は、悪者として捉えられがちなジャイアンにも実は良い面もあるということから、思い込みを無くして考えることが大切だということを伝えるためです。

交換!マインドマップ

このワークは、参加者それぞれの「自分のアイデンティティを形成するもの」を基点として、グループで画用紙を交換して、グループ全員でマインドマップを作成するというものです。自分の身近なものからも連想によって新しい発見が生まれるということを伝えるためにこのワークを実施したところ、それぞれ独自の視点で自由に連想を膨らませている様子がうかがえました。

わたしタイムマシン

このワークでは、「交換!マインドマップ」で挙げた、自分のアイデンティティを形成するものに対して、そのきっかけを思い出して、全体で発表しました。このワークの目的は、自分のアイデンティティが形成されるような大きな変化もきっかけを辿れば、おおもとは身近なところにあると実感してもらうことです。自分の視野が広がる機会は日常に溢れており、それらにアンテナを張って毎日を過ごすことが大切だということを実感してもらえたようです。

サマーキャンプの準備

この事業では8月上旬に、東京にあるグローバル企業や英語学習施設・JICA関連施設の訪問する「サマーキャンプ」というプログラムがあります。サマーキャンプで訪問する場所について事前に調べる時間を最後に取りました。

開催後記

参加者からは、

  • 自分のこともみんなのことも理解できた
  • いろんな学校の人たちと交流できて、自分の知らなかった情報を得ることができた
  • 色々な人と話せて考えを共有したり意見を聞けたりできてよかった

などの感想をいただきました。

さまざまな高校の生徒が一堂に会してワークショップに取り組むこの機会を存分に活かしてくれたことが伺えました。視野を広げるというのは難しいことのように思われるかもしれませんが、その機会は日常生活の中にも必ずあると思います。参加者の皆さんが少しでもそれを実感し、事あるごとに思い出してもらえると嬉しいです。

8月中旬までワークショップは続きます。今後も、楽しみながら自分の人生を主体的に考えられるようなワークショップを提供していきたいと思います。

集合写真
(ワーク中はスタッフ・参加者ともにマスクをして万全の感染対策をいたしました。集合写真撮影時だけ一時的にマスクを外しております。)

(第1回メインファシリテーター 野本隆大