7月30日に、会津若松市が主催する「グローバル人材育成事業」の2023年度 第2回ワークショップを開催しました。第2回は「じぶん宝探し②」「人生路線図」です。
※事業全体の概要や、前回の詳細についてはこちらをご覧ください。
目標
じぶん宝探し②では、
- 行動を起こすことで、夢を叶えるための道筋が明確になる(または別の夢に気づく)
- 夢を叶えるための行動を考え、行動し、もう一度考えるのサイクルを回すことが大切
の2つを目標に、人生路線図では、
- 視野を広げることで、これまで知らなかった職業や生き方を知ることができる
- 人生には多様な選択肢があることを知り、自分の可能性を信じられるようになる
の2つを目標にして個人ワークとグループワークに取り組みます。
じぶん宝探し②
まず、前回のじぶん宝探しで宣言したことを「どのように行動に移したか?」「その結果どのようなことがわかったか?」をポイントにペアで振り返ってもらいました。前回のワークで「英語の勉強」を宣言した生徒は、行動に移した結果、「英語の勉強の中でも特にスピーキングを強化すべきとわかった」と話していました。行動に移してみることで目標に到達するために足りない部分が明確になり、次にすべきことが分かったと多くの生徒が答えていました。
次に、“ちゃぶ台返し”と題してじぶん宝探しをもう一度やり直してもらいました。前回と今回の間に参加した英語カフェやサマーキャンプの経験も振り返ってもらいながら、改めて将来やりたいこと、なりたいものと向き合う時間としました。
「紙に書き出したり、周りの高校生やスタッフに聞いてもらえたことで、doとbeが以前より明確になった」という高校生の声が多く聞かれました。また、前回のワークで実践してみたことに改善をかけて新たなdoやbeが生まれる生徒もいました。
人生路線図
人生路線図ワークショップは、スピーカーの人生の歩みを路線図のように書いたものを使います。参加者がスピーカーへ質問し、その回答を通してスピーカーの人物像を考えるというワークです。
スピーカーが人生路線図の詳細を話したあと、参加者のみなさんには「自分だったらこんなふうに考えて、こういう選択や決断をするかもしれない…」という目線で、スピーカーに質問をしてもらいました。あるグループでは、教員免許を取得したが教員になる道を選ばなかったスピーカーに対して、「なぜここでそのような道を選んだんですか?」などという鋭い質問が投げかけられていました。
参加者にはスピーカーの回答から何を大切にして人生を歩んできたのかを感じてもらい、スピーカーがどんな人なのかをキャッチフレーズ形式でシェアしました。
2つのワークショップを通して、参加者からは「広い視野や知識を行動力や積極力に変えていくことが大事だと思った」という声や、「”きっかけ”を大切にすることが重要だと気づいた」という声をいただきました。
また、「シェアの時間が好きで、今回も話し合う時間が多くて楽しかった」とグループワークそのものを楽しんでくれた方もいて、スタッフ一同非常に嬉しい気持ちになりました。
開催後記
今回は、自分が将来やりたい事を改めて明確にし、さらにスタッフの人生のあゆみを聞いて視野を広げるというワーク内容でした。前回のワークから学んだことを私生活で実践して、それを振り返って新たな気づきに繋げられている高校生が非常に多く、高校生たちの行動力や、彼らに広がる可能性を私たちスタッフも改めて実感することができました。今後も、高校生たちが自信を持ってやりたいことに前向きに向かっていけるように、後3回のワークにおいてもしっかりと寄り添っていきたいと思います。
(第2回メインファシリテーター 佐藤はな)