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【開催報告】愛知県立蒲郡東高等学校でワークショップを開催しました

11月14日に、愛知県立蒲郡東高等学校の家庭科の時間を使って、「先輩の“選択”を知ろう」ワークショップを開催しました。

企画背景

この度、大学に入学することが目的となっている生徒さんに、県外の大学生・社会人の話を聞く機会や将来について考えるきっかけを与えたいという近藤先生の熱い想いがあり、実現した企画です。

私たちUnicul Laboratoryは、愛知県立蒲郡東高等学校1年生(計4クラス)を対象にしたワークショップの企画・運営を担当させていただきました。

ワークショップについて

生徒さんには、「先輩の“選択”を知ろう」ワークショップを体験していただきました。

「先輩の“選択”を知ろう」ワークショップを行った目的は、Unicul Laboratoryのメンバーである大学生・社会人がどのようにして、今通っている大学に入学したのか、今働いている会社に就職したのかなどを知ってもらい、さまざまな選択肢があることを実感してもらうことです。

また、当日のワークショップを通して、どのように自身の考え方が変化したかがわかるよう、事前ワークショップ、事後ワークショップにも取り組んでいただきました。

当日は、現地にいるスタッフがファシリテーションを担当し、オンライン参加のスタッフが”先輩”としてお話させていただきました。クラスごとの雰囲気はさまざまでしたが、どのクラスの生徒さんも真剣に”先輩”の話を聞く姿が見られました。

目標

「先輩の“選択”を知ろう」ワークショップは、以下3点を目標として行われました。

①今回のワークショップが、将来を考えるきっかけになる
②今回のワークショップを通して、生活圏外の情報を(学外やオンラインでも)得られることを実感する
③「時代の変化が大きく速い」「安心や幸福の指針が社会基準から個人に移行してきている」点などに言及し、意義を考える

事前ワークショップ

先輩の選択を聞く前に、現在の自分のありたい姿を考えるため、「ライフデザイン」ワークショップを行いました。

どのような生き方をしたいのか将来の夢を考えた後、その夢を実現させるためにはどうするべきなのかを考えました。また、その夢が本当にやりたいことなのかも考えました。

ライフデザインを作成した後は、隣の人に共有し、質問をし合いました。

「先輩の”選択”を知ろう」ワークショップ

Uniculメンバーである大学生・社会人の先輩が今通っている大学、就職している会社をどのように選択したのか知ってもらうため、インタビュー形式で生徒さんにお話させていただきました。

授業での経験を通して志望学部が変わった先輩、視野を広げたいという思いから地元を離れて進学した先輩、教員免許を取ったものの教員にならない選択をした先輩。何がきっかけで、どんなことに悩んで、どんな思いを大切にして、今の選択をしたのかお話させていただきました。生徒さんには、さまざまな選択肢がある中、先輩はなぜその選択をしたのかを考えながら話を聞いてもらいました。

大学生と社会人1名ずつお話させてもらった後は、生徒さんから質問をしていただきました。

話を聞いた生徒さんからは、「進路に関する考え方が増えた」「普段あまり聞けない大学生や社会人の話を聞くことができた」などの声を聞くことができました。

事後ワークショップ

「先輩の”選択”を知ろう」ワークショップを通して、改めて将来やりたいことを考えてもらうため、「Reライフデザイン」ワークショップを行いました。

事前ワークショップのワークシートを見直してもらい、将来ありたい姿やその理由、実現の方法に変化があったかどうかを考えてもらいました。変化があった生徒さんには、先輩のどの話を聞いて変化したのか、どのように変化したのかを言語化してもらいました。また、変化がなかった生徒さんには、どうして変化をしなかったのか言語化してもらいました。

開催後記

今回は、普段あまり話を聞くことのない大学生や社会人の話を聞き、さまざまな選択肢があることを知ってもらいました。また、話を聞いてもらった上で、自分が将来ありたい姿を考え直してもらいました。

まだ進路が決まっていなかったり、悩んでいる生徒さんが多い中、さまざまな選択肢を知ることで、将来の可能性が少しでも広がっていれば嬉しいです。

(蒲郡東高校企画メンバー 佐野日菜 )