2024年7月13日に、福島県石川町の学校法人石川義塾中学校(以下「石川義塾」)の校内イベント「進路座談会」に参加し、当日参加いただいた中学3年生22名の生徒さんと「人生路線図」を活用した座談会を実施しました。
企画趣旨
進路座談会とは、進路指導の一環として石川義塾が中学3年生向けに毎年実施しているプログラムです。社会人との対話を通じた職業観の醸成や学習意欲の喚起を目的に、毎年実施されております。
その中で、今年の中学3年生の担任である佐藤先生の「生徒にはもっとさまざまな考えや価値観に触れて欲しい」という想いから、私たちUnicul Laboratory(以下「当団体」)にお声がけいただき、このプロジェクトが開始しました。
ワークショップについて
佐藤先生の想いを受け、進路座談会には、当団体からスピーカーとして出身も職業も異なる社会人3名・大学生1名が参加し、自身の人生の価値観などについて伝えました。
また、当日は、当団体のワークショップで用いる「人生路線図」というワークを用いて説明や生徒との意見交換を実施しました。
自分のキャリアパスを路線図に例えて描き、その過程で直面した選択肢や挑戦について語ります。生徒さんたちはこれらの話を聞き、質問を通じてスピーカーの人生観や決断の背景を深く掘り下げることができます。
人生路線図とは?
当日の様子
土曜日の授業の時間を活用して座談会を実施しました。
いつも元気と聞いていた生徒さん達でしたが、開始当初はとても緊張している様子でした。しかし、ワークが進むにつれ生徒さんからも笑顔が見受けられ、打ち解けることができました。また、当日のワークでは、生徒さんがそれぞれ2名ずつスピーカーと意見交換を行いました。
生徒さんからは、どうしてその大学を選んだのか?やりたいことはどうやって見つけるのか?勉強ってどのように将来の役に立つのか?1番の挫折は何か?など、様々な質問が飛び交いました。
当日の様子
アンケートの結果
事後のアンケートの結果、100%の生徒さんが満足という回答でした。
また、座談会を受けて、将来の夢がすでにある / ないに関わらず、生徒さんの心境に何らか変化があったという結果でした。
心境の変化には、将来へのポジティブな心境の変化を多く回答していただく嬉しい結果となりました。
Q.気持ちや行動に変化があった方は、どんな変化があったか教えてください。(回答は一部抜粋)
- 今まで、本当に自分のやりたいことがそれなのかとすごく悩んでいたけど、今日さまざまなことを聞けて自信を貰えた
- 自分の進みたい道は、突き通したいと思った。
- 今はプロ野球選手という夢があるけど、もしなれなかったらスポーツ関係の仕事につくのもいいなと思いました。
- 野球に関連付けてくれて、幅が広いことを教えてくれたから。
- 今のうちから学力をつけて、自分の考えを持っておこう!
開催後記
進路座談会では、将来を見据えてスポーツに打ち込んでいたり、逆に将来の目標が決まらず悩んでいたりと、様々な生徒さんがいました。
しかし、どの生徒さんも社会人や大学生の話を熱心に聞いている様子が印象的で、これからどのような人生を歩まれるのか、当団体としても非常に楽しみです。
本座談会を通じて、自分の意思で人生を決めていくことは楽しい!ということが少しでもお伝えすることができていれば幸いです。
末筆になりましたが、お声がけいただいた佐藤先生、ご丁寧に送迎いただいた林先生、石川義塾の先生方、生徒さん、本当にありがとうございました。