7月27日に、会津若松市が主催する「グローバル人材育成事業」の2024年度 第2回ワークショップを開催しました。第2回は「シン・人生路線図」です。
前回の詳細についてはこちらをご覧ください。
目標
「シン・人生路線図」では、
①多様な選択肢を考え未来の視野を広げよう
②世界で一番身近な自分を理解しよう
③臆せず自分の意見を言おう
の3つを目標に設定しました。
そのために過去、現在の自分を自己分析して、未来の自分を描くワークを行いました。
「シン・人生路線図」
ワークショップでは過去、現在の自己分析をして、事故分析を参考に未来に何をしたいのか、目標は何なのかを具体的に考えてもらいました。以下に内容を具体的に書いていきます。
まず、自分の人生に欠かせない過去の出来事を付箋に書き、時系列順に画用紙に貼ってもらうことで自分自身のこれまでの「人生路線図」を完成させるワークを行いました。その後、どうしてその選択をしたのかを考えてもらいました。このワークでは、自分の過去を振り返り、過去の自分の性格や行動傾向、強み、弱みなどを理解することを目的にしました。
そして、作成した人生路線図を基にペアとなって、お互いの過去を語り、過去について互いに質問し合いました。このワークを通して高校生の皆さんは、積極的に質問や会話をしており、客観的に自分を顧みることができていました。
次に、今の自分を知るためのワークとして「MBTIを調べ、AIに聞いてみる」ワークと「SWOT分析」のワークを行いました。「MBTIを調べ、AIに聞いてみる」ワークとは、性格の特徴が分かるMBTIの型を生成AIに入力し、強み・弱み・向いている職業などのアイデアを提示してもらうことで自己分析をするワークです。そして、「SWOT分析」のワークでは、夢や目標に向けての強み、弱み、機会、脅威を書き出してもらい、強みをどのように生かしてチャンスを掴むかを分析してもらいました。以下のスライドはスタッフののもさん(野本)のクロスSWOT分析の例になります。
最後に、「未来人生路線図」を作成しました。「未来人生路線図」では、人生路線図に夢や目標を追加し、それぞれの目標に対する期限(何歳には〇〇をやる、など)や必要なこと(資格取得や関連する活動への参加)を明記してもらいました。そのうえ、自分の将来の目標や夢、その手段を具体的にして、将来の流れを考えてもらいました。
アンケート
今回のワークでは、アンケートに回答してくれた92.9%の生徒さんがとてもよかったと回答してくれました。
今回のワークの中では、過半数の人が「未来人生路線図」ワークが良かったと考えており、次いで「MBTIで自己分析」が良かったという回答でした。
開催後記
今回のワークを開催するにあたって協力してくださった、ユニカルメンバーの皆さん、会津若松市役所さん、そして、参加してくれた高校生の皆さんに感謝申し上げます。ワーク中に見えた高校生の皆さんの笑顔のおかげで準備の苦労が報われました。さらに、「スタッフの方々が面白いし、分かりやすくて楽しかった!!人生路線図は将来に役立つからやって良かった!」や「自分の将来の夢に向かって何をするかを明確にすることが出来ました」などの素晴らしいコメントをいただき今後の励みになりました。ただ、SWOT分析のワークや未来人生路線図の一部のワークでは、時間が足りない結果になってしまいました。この反省を元に、来年度はより生徒さん目線のワークショップ作りを心がけたいです。いずれにせよ、笑顔のヒマワリが咲く最高なワークになったことをここに報告します。改めて、関係者の皆様大変ありがとうございました。
(第2回メインファシリテーター 橋本雄太)