ユニカル・ラボラトリー

menu

【開催報告】大宮国際中等教育学校にて、第5回ワークショップ「自分のやりたいことを見つける!」を開催しました

2024年11月9日(土)に、さいたま市立大宮国際中等教育学校の1~4年生18名を対象として、第5回ワークショップ「自分のやりたいことを見つける!」を実施しました。

内容

まず自己紹介では、様々な地域から集まったグループファシリテーターが好きな給食や参加への思いなどお話をしました。

次に、第4回の振り返りをしました。
「Gift Words」と題したワークでは、「夢のかけら」ワークショップで色んな人からもらった言葉のうち、自己肯定感の上がるキーワードを書きました。
続いて、「夢のかけら」で書きだした関心ごとを書いたり、価値観ランキングを書いたりしました。

黄色い雲にありたい姿・やりたいことを設定する

次のワークでは、黄色い雲のふせんに「どんな将来を歩みたいのか」を書きました。職業、抽象的・概念的な言葉、複数個…どんな書き方でもよいので、やりたいことを実現するにはどのようなことをする必要があるのか考えて、黄色い雲に書きました。

立ちはだかる壁!近くの友だちのワークシートに…

グループでワークシートを回して、「実現に向けた道の途中でこんな壁が立ちはだかったら?」というミッションをふせんに書いて貼り付けました。

さあ、壁に立ち向かう時!

想定された色々な壁に対して、対処する方法を検討しました。対処不能な壁がある時には、グループの中で助け合って解決しました。みなさん一生懸命色々な問題への解決方法を考えていました。

その後は共有タイムとして、様々な壁の中で「これこそ一番の壁」「一番出会いそうな壁」を紹介し、その対処法を共有しました。

最後に集合写真を撮影し、5回のワークショップが終了となりました。

開催後記

第5回のワークショップ、そしてこれまでのワークショップに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんは、これまで5回のプログラムでどんなことを学んだでしょうか。
何が心に残っていますか。同じプログラムに参加して同じワークショップをしたとしても、その答えはきっと一人ひとり違うと思います。

自分はどんなことを学んだだろう、と少し立ち止まって思い出してみてください。
何か一つでも皆さんの心に残って、学んだこと・考えたことを今後の学生生活、人生に活かしてもらえると嬉しいです。

参加者のみなさんからこのような嬉しい声をいただきました。

「今までの自分の価値観や興味、長所から理想の将来の姿を見つけることができた。今まであまり自分の将来に対しての本心を考えて来なかったが、今日自分が自分に臨む将来の姿を考えて、自分は人の役に立ってかつ自分の興味に繋がる仕事がしたい。」

「これからの自分の将来をどうすれば達成できるかまで考えてそこに至るまでのプロセスまで考えられてよかった。」

「壁を作ってもらい、対策法を出す事が有意義だと感じた。なぜなら、いつもの自分では想像しない壁や視点だったから。」

地域は違いますが、私もかつて大宮国際と同じような公立中高一貫校の生徒の一人でした。そのため、生徒の皆さんとワークショップをしたり話したりしていると自分の中学校生活と重なってなんだか懐かしく感じていました。
そして、生徒の皆さんに対して、頑張ってほしい気持ちになりました。

青春真っ最中できらきらして見える皆さんですが、時には、勉強のこと・将来のこと…悩むこともあるのではないでしょうか。
ご自分のペースを大切にして、希望の進路を進めるよう陰ながら応援しています。

(第5回グループファシリテーター 明山 真愛)

全5回のワークショップを振り返って

 はじめに、本プロジェクトにご参加いただいた生徒の皆様、ご協力いただいた先生方、長きにわたりお付き合いいただきましてありがとうございました。

 大宮国際中等教育学校の生徒の皆さんは考える力に富んでいて、ワークショップを進める中で何度も驚かされました。また豊かな発想力で、皆さんのアイディアをもとに、対話を通じてワークショップを進める時間がとても楽しく感じました。

 皆さんの人生はまだ始まったばかり。これから先の道のりは予想が難しいでしょうし、良いこともあれば悪いことも起こるでしょう。そんな時に今回のワークショップで得られた力が少しでも役に立てば幸いです。近い将来、皆さんが大人になって社会人となった時にどこかで再会できれば嬉しいです。

 それでは、また会う日まで。本当にありがとうございました。

(大宮国際中等教育学校プロジェクト 企画メンバー 米山 大喜)