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【開催報告】大宮国際中等教育学校にて、第3回ワークショップ「夢のかけら②」を開催しました

2024年9月28日(土)に、さいたま市立大宮国際中等教育学校の中学1年生〜高校1年生18名を対象として、第3回ワークショップ「夢のかけら②」を実施しました。

<参考>
本プログラムの企画趣旨についてはこちら(第1回開催報告)をご覧ください。
なお、運営の都合上、写真が撮影できなかったため、当日の様子の写真はございません。

企画趣旨

第3回目である今回は「自分の届けたい価値を探ろう」という目標を達成するためのワークショップを企画・実施しました。

前回の第2回ワークショップで、納得できる将来の描き方として、3つの方法をお伝えしていました。

①得意なことを仕事にする
②興味のあることを仕事にする
③自分が届けたい価値を仕事にする

①②は、第2回ワークショップで考えたので、今回は③の自分が届けたい価値について考えるワークショップとなります。
そのため今回のワークショップの構成は、まず、自身の価値観について考え、その価値観をもとに、働く目的を考えるというものにしました。
以下で、具体的なワークショップの内容を記します。

内容

アイスブレイク 

価値観とはどのようなものなのか。ということをざっくりと楽しみながら理解してもらうため、好きなおにぎりの具で価値観診断を行いました。

これは、ChatGPTに作ってもらった診断なので、正確性は無視しています(笑)。
参加者では、鮭とツナマヨが圧倒的に多かったです。

夢のかけら〜価値観を考えよう〜

このワークのゴールは、自分の持つ価値観にランキングをつけることです。

キャリアを考える上で、なぜ価値観が大切なのかについてお伝えしたあと、
ワークシートにある質問に答えてもらい、その答えの根底にあると考えられる価値観を自分と他者の視点、両方から考えてもらいました。
価値観は、過去行ってきた行動や選択や将来やってみたい行動や選択に大きく影響しているので、それらを確認できる質問を用意しました。

質問への回答から考えられる価値観を洗い出した後、自分にとって納得感のある、あるいはしっくりくる価値観をランキング形式で並べました。
価値観は考えやすいように、90ほどの価値観が書かれたリストを用意し、そこから選ぶ形式で行いました。

夢のかけら〜働く目的を考えよう〜

このワークのゴールは、価値観から働く目的を考えることです。
働く目的というのは、「お金を稼ぎたい」といった自分に対するものと、「誰かの役に立ちたい」といった他者に対するものの両方があると考えます。
そこで、ランキングにした価値観が、自分に対するものなのか、他者に対するものなのかに振り分けてもらい、それぞれについて働く目的に落とし込みました。

まとめ

今回のワークショップのまとめとして、

  • 価値観はあらゆる行動や選択に影響を与えるものであり、働く目的も価値観に強く影響される
  • キャリアを考える上では、価値観を知っておくことはとても重要
  • 過去の行動や選択、将来してみたい行動や選択から価値観はわかる(他者の視点も大切)

ということをお伝えしました。

開催後記

参加者の皆さんからは、

  • 自分がどのような価値観を大切にしているのかよくわかった。
  • 自分の価値観から働く目的を考えることで楽しく働けると思った。
  • 他の人との交流によって自分にとってとてもしっくりくる価値観を見つけることができたので良かった。

といった感想をいただき、「価値観」というキーワードを通じて自分探しが深まったように感じました。

自己分析に加え、他者からの評価を踏まえた自己理解は自己の生き方をより鮮明にするものであり、今後数ある選択の後押しになるものだと思います。
自主的・主体的に活動に取り組んでくださった参加者の皆さん、サポートいただいた先生方に心より感謝を申し上げます。

(第3回グループファシリテーター 小林佑輔)