2024年12月10日(火)、愛知県立蒲郡東高校(以下、「蒲郡東高校」)に在学中の1年生150名以上を対象に、ワークショップを実施しました。テーマは「自分の得意や好きなことを言語化する」です。生徒が自分の強みや興味を探り、これからの学び方や進路を考えるきっかけをつくることを目的としました。
1. 背景
本プロジェクトは、生徒一人ひとりが視野を広げ、自分に合った進路を考えられるようにしたいという蒲郡東高校の近藤晃代(てるよ)先生の想いから始まりました。
近藤先生は、同校にて家庭科を教えていらっしゃいます。
2. ねらい
- 自己理解を通じた進路選択の考え方を体感してもらう
- 大学生や社会人がどのような想いでどのような挑戦をしているのか学んでもらい、挑戦への心理的ハードルを下げる
3. 当日のプログラム
自分の得意・好きなことの整理
ワークシートを使い、日常生活や部活動、趣味などから「やっていて楽しいこと」「得意だと感じること」を書き出しました。普段意識することの少ない「自分の良いところ」に焦点を当て、クラスメイト同士での意見交換を通じ、主観と客観で自分を捉える取り組みを行いました。

先輩からのビデオメッセージ
自分の好きや得意を起点に様々な活動をしている当団体大学生メンバーからのビデオメッセージを視聴しました。
話してくれたのは、大学を休学しオーストラリアでワーキングホリデーをしている先輩や、地元の大学に進学し教育に関する学生団体の運営など様々な活動に取り組む大学生です。
普段接することの少ないであろう地元以外の先輩のリアルな意見などから、新しい刺激や挑戦の大切さを感じ取ってもらうことを念頭に、当団体がオリジナルで動画編集し、プログラムの一環として放送しました。
[主な内容]
- オーストラリアでの生活やワーキングホリデーに至るまでのエピソード
- 大学受験での挫折から様々な活動を行うに至るまでの心境変化
- 大学での自分の活動の広げ方 など

最後に
社会人である講師自身のキャリア観を交え「失敗は、後から振り返ると良い経験だったと感じることも多く、自分のワクワクに従って挑戦し続けることが人生を楽しむ秘訣」というメッセージをお伝えしました。

4. 当日の様子
講師の話を聞いたり、ワークや動画の視聴の際には、熱心に画面を見て学んでいる生徒さんの姿が印象的でした。動画視聴の後には大学生の先輩の頑張る姿に「凄い・・」という声が漏れるなど、とても良い刺激になったのではと感じております。

5. 開催後記
今回のワークショップでは、生徒さん一人ひとりが「自分の将来に関心を持ち、主体的に行動する力」を育むことを目指しました。特に、高校生にとって身近な大学生の声は自分ごととして関心高く聞いている姿が印象的でした。本プログラムを通じ、生徒さんの視野を広げ、学習や進路に対する意欲向上に寄与することができれば幸いです。
開催にあたりお世話になりました近藤先生をはじめとする蒲郡東高校の先生方、参加してくださった生徒の皆さんに心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
6. 教育関係者の皆さまへ
私たちユニカル・ラボラトリーは、学校様や自治体様とのパートナーシップを通じ、中学・高校生が進路を決める際の「考え方」に特化したプログラム提供を行っております。「強み・興味を引き出す」「将来への意欲を高める」などに課題感がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
これからも、中高生の持つ可能性を引き出すワークショップを提供してまいります。よろしくお願いいたします。
(企画者:小田原和也)