2025年3月8日(土)、長野県上伊那郡箕輪町の「UTパレット」にて、「人生ゲームを創って遊ぼう!ワークショップ」を開催しました。
4年ぶりに箕輪町へ!
今回の会場は、JR飯田線・木ノ下駅の目の前にある、一般社団法人こどものみらい舎が運営する「UTパレット」。
駅前の空き家を活用した中学生・高校生をはじめとする若者の居場所として、様々なイベントが行われています。UTは「Under the Tree」の略で、木ノ下駅の駅名にちなんで名づけられました。(UTパレットのinstagramは こちら)


Unicul Laboratoryでは、2018年から2021年まで、箕輪町にて高校生向けのキャリア教育プログラム「伊那谷みらいスクール」を開催してきました。(参考:伊那谷プロジェクト)
当時の活動では、一般社団法人こどものみらい舎代表の小島亜矢子さんをはじめ、伊那谷地域の皆さんに大変お世話になりました。
その後、コロナ禍などもあり伊那谷での活動はいったん途切れていましたが、小島さんをはじめ地域の皆さんとのご縁がつながり、今回、4年ぶりに箕輪町でワークショップを開催することができました。
木ノ下駅に着くと、いい香りが……
当日、木ノ下駅に降り立ち、すぐ目の前のUTパレットへ向かうと、とてもいい香りが・・・!
中に入ってみると、集まった中高生の皆さんが、みんなでお昼ご飯のカレーを作っているところでした。
私たちUniculメンバーも一緒にいただき、ワークショップが始まる前から、参加者の皆さんと自然に会話が生まれる時間となりました。


「人生ゲーム」で、自分の人生について考える
今回のワークショップの目的は、
「みんなで人生ゲームを創って遊ぶことによって、自分の将来や『人生で大切にしたいこと』を楽しみながら考える」
ことでした。
一般的な人生ゲームでは「お金」が勝敗を決める大きな要素になりますが、実際の人生で大切なものは、お金だけではありません。
そこで今回は、参加者自身の日常や将来像をもとに、「お金だけじゃない」世界に一つだけのオリジナル人生ゲームをグループごとにつくり、実際に遊んでみました。
この「人生ゲームを創って遊ぼう!ワークショップ」は、2014年に東京大学の学園祭「五月祭」で実施した、Unicul初期メンバーのこだわりが詰まったプログラムです。(当時の様子は こちら)
当時好評だったこのプログラムを、今回10年ぶりに開催することができたのも、私たちにとって大きな喜びでした。
今回のワークショップには中高生・大学生のほか、地域の大人の皆さんやお子さんにも参加いただき、世代を越えて一緒に人生ゲームをつくる、和気あいあいとした雰囲気となりました。

人生ゲームの「勝負を決めるもの」は?
まず考えたのは、「人生で大切にしたいこと」です。
一人ひとりが、自分が人生で大切にしたいと思うことを付箋にできるだけ書き出しました。
その後、グループ内で付箋を共有して似たものをまとめ、「今日の人生ゲームで大切にするもの」を話し合いました。
今回の人生ゲームでは、「お金」に加え、グループごとに決めた3つの価値基準を使ってポイントを競います。

自分たちの日常をゲームのマスに!
続いて、自分の日常にあった出来事から「日常マス」をつくりました。
最初の自己紹介で書き出した「最近あった良い出来事」と「最近あった悪い出来事」をもとに、それぞれの出来事が、先ほど決めた価値基準にどのような影響を与えるかを考えてポイントをつけます。
日常の何気ない出来事も、どの価値を大切にするかによって見え方が変わっていきます。
将来の「こうなったらいいな」と「想定外」を考える
次は、将来について考える「ライフステージマス」づくりです。
「仕事」と「プライベート」の2つのテーマについて、30歳、40歳、50歳になったときの自分をイメージしながら、「こうなったらいいな」と「できれば避けたい、想定外の展開」の両方を考えました。
書き出した後はグループで共有し、お互いの将来像について質問しながら、さらにイメージを深めていきました。


世界に一つだけの人生ゲームが完成!
参加者がつくった「日常マス」と「ライフステージマス」に、ハプニングや運試しなど運営側で用意したマスも加え、グループごとに一つの人生ゲームを完成させました。
完成後は、実際にみんなで人生ゲームをプレイ!
それぞれのグループでできあがった人生ゲームを楽しみました。とても白熱した時間になりました!


最後に、各グループで1位の参加者の皆さんにお菓子をプレゼントしました!

ワークショップを通して
最後には、グループ内でこの日の気づきや感想を共有しました。
今回のワークショップで大切にしたメッセージは、「人生で大切にしたいことは、お金以外にもたくさんある」ということ。
そして、自分が大切にしたいことを自分自身に問いかけ続けること、将来の「こうなったらいいな」を描いておくことで、思いがけない「想定外」が起きたときにも、自分なりの道を考えていけるのではないか、ということでした。
開催後記
今回特に印象に残ったのは、UTパレットに流れていた温かな空気でした。
参加してくれた中高生の皆さんが伸び伸びと話し、大人の皆さんとも自然にやり取りしていた姿からも、普段から地域の皆さんが子どもたちを温かく見守り、安心して過ごせる居場所をつくっていることが伝わってきました。数年の時を経て、「伊那谷みらいスクール」の運営の際にお世話になった地域の大人のみなさんとご一緒できたことも、とても嬉しかったです。
今回のワークショップが、参加してくださった皆さんにとって、自分が大切にしたいものや、これからの人生について少し考えてみるきっかけになっていれば嬉しく思います。
最後になりましたが、参加してくださった皆さん、そして今回のイベント開催にあたり多大なご協力をいただきました小島さん、一般社団法人こどものみらい舎の皆さんに心より感謝申し上げます。
集合写真

各グループで完成した人生ゲームを囲んで




*当日の様子が信濃毎日新聞に掲載されました。
人生ゲームに小中学生が将来を描いてみた 「お菓子で人気者」「人間関係が…」自作ゲームは白熱 箕輪町(2025/03/09)