7月30日、会津若松市が主催する「グローバル人材育成事業」の第3回ワークショップを開催しました。
企画趣旨・開催の経緯についてはこちらの記事をご覧ください。
当日の内容
今回は、学生の皆さんと4カ国に駐在されている在外日本大使館をZoomで繋ぎ、「海外で活躍されている方について知ること」をテーマに、普段聞くことのできない生の声を聴く機会になりました。
まずは2班に分かれて、絵しりとりでウォーミングアップ。短時間でしたが、学生さんの素晴らしい絵心と想像力で各チームとも盛り上がった様子でした。
オンラインでの参加にも慣れてきたところで、最初に、海外に在住する日本人や日本に在住する外国籍の人数、日本企業の海外進出の現状について、メインファシリテーターがプレゼンしました。学生さんが考えていたよりも、国境を超えて人や企業の動きがあったのではないでしょうか。グローバルな環境で働いたり、さまざまなバックグラウンドを持つ人と協力したりすることは、どんどん当たり前に、そして身近になっているという気づきが得られたと思います。
導入が終わり、ついに在外日本大使館の方とのオンライン交流会へ!
「中国・インド」「シンガポール・フィリピン」の2チームに分かれて、それぞれの国に駐在されている日本人の大使館職員の方にお話を伺いました。
前半は、特色豊かな国の実情(日々の生活・食事・宗教・文化)に始まり、大使館の役割や業務内容についてお話いただきました。また、後半は学生さんからの質問にご回答いただきました。ニュースや教科書で見るイメージよりも、現地で働き、生活されている職員さんの生の声のほうが、各国の現状や海外で働く実情を、よりリアルに感じられたと思います。
開催後記
第3回は、さまざまな国とつなぎながら交流する、というオンライン開催ならではの会となりました。高校生のタイミングで、海外で活躍されている社会人のお話を聞くというのは、貴重な機会となったのではないかと思います。どのような想いや考えを持って働かれているか、何か学生さん自身のこれからの人生のヒントや気づきを得てくださっていると良いなと思います。
また、私にもひとつ気づきがありました。ある学生さんが「国におけるSDGsの意識は高いと思いますか?」という質問をしたのです!私が学生だったころは、このような質問ができるほどグローバルな視点は持っていませんでした。
私は、今回が初めてのワークショップ運営となりましたが、「一方から一方に教える」のではなく、「共に考え、気づきがもたらされる”共創感”」というのはUniculのワークショップの良さの1つなのかもしれないと思いました。
(第3回メインファシリテーター畑崎笑佳)