ユニカル・ラボラトリー

menu

【開催報告】大宮国際中等教育学校にて、第4回ワークショップ「ピクトグラムワークショップ」を実施しました

2021年12月4日に、さいたま市立大宮国際中等教育学校の中学2年生・3年生16名を対象として、第4回となる「ピクトグラムワークショプ」を実施しました。

今年は、スタッフが学校へ訪問し対面で実施しました。大宮国際中等教育学校でのワークショップは2年目ですが、初めての対面開催となりました。

<参考>前回ワークショップの詳細についてはこちらをご覧ください。

目的

今回のワークショップの目的は

  1. 過去について振り返り、他人の意見も踏まえながら抽象化することで自分がどんな価値観を大切にする人間なのか明確にする。
  2. 浮かび上がった自分の価値観を元に、【どのような大人になりたいのか?】を思い描く
  3. 将来なりたいもの・やりたいことを考えてみる

の3点でした。

さて、早速当日の内容をお伝えしていきます。

当日の内容

まず最初に、アイスブレイクとして「絵しりとり」を行いました。10分間で班ごとに絵でしりとりをして、正しく繋がった数を競いました。

続いて本題です。今回は「エピソードまとめ」、「エピソードインタビュー」、「自分ハッシュタグ」、「ピクトグラムで表現する」の4つのステップでワークを進め、最後に番外編のような位置付けで「未来のdoとbeを描こう」というワークショップを行いました。

エピソードまとめ

ここでは、第2回目のワークショップで使った成果物を見返しながら、その出来事について「どんなイベントで」、「その時自分はどう思ったか」、「なぜそのように考えたか」、「そこから自分はどのような人物であると言えるのか」を簡潔にまとめました。

エピソードインタビュー

次に、その出来事について、班でインタビューをしながら、参加者それぞれが【どのような特徴をもった人物なのか?】を班全体で考えました。

自分ハッシュタグ

エピソードインタビューを踏まえて浮かび上がってきた現在の自分の特徴をハッシュタグ形式でまとめ、次にそれらについて「どの特徴を未来まで持ち続けたいか?」、「改めたい特徴はあるか?」、「未来にはどんな特徴を新たに持っていたいか?」を考えることで、未来にありたい姿をハッシュタグ形式でまとめました。

ピクトグラムで表現する

続いて、未来ハッシュタグから「将来ありたい姿」を表すピクトグラムを描きました。1色のみを使い、顔・表情や文字を使わずに表現しました。

未来のdoとbeを描こう

ピクトグラムワークショップとしては前のステップまでで完結したのですが、最後に次回のワークショップに繋げるために「未来のdoとbeを描こう」というワークショップを行いました。ここではなりたい職業(I want to be …)及び、その職業に就いてやりたいこと(I want to do …)を、これまでのワークショップを振り返ったり職業を調べたりしながら考えました。

第3回では、ぶれない「自分の軸」や「ビジョン」を持つこと、そして社会や自身の変化に伴ってそれらをアップデートし、予想外の出来事にも柔軟に対応していくことの重要性を学びました。第4回では、その「自分の軸」や「ビジョン」を探る方法を伝えたということになります。参加者の皆さんには、一生懸命に毎日を過ごす中でもたまに立ち止まって、今回のワークショップでやったように過去を振り返ることで浮かび上がる現在の自分の姿を基に、自分の軸を探るということをこれからもやっていってほしいと思います。

開催後記

対面開催について、参加者から「対面の方がコミニュケーションがとりやすくて良い」などという感想を多数いただき、私たちとしても対面開催をすることができて良かったと感じております。

ワークショップの内容においても、「現在の自分と、未来の自分(今後改善したい点)を知り、ピクトグラムにして簡単に表すことができた」「やりたいことを『なりたいもの』に落とし込めるようになった」などという感想をいただいて、私たちの意図がしっかりと伝わったことが実感できました。

今回のワークショップは、参加者の皆さんが今後様々な経験を積んで再び取り組むことで、また新たな発見があると思っております。今回のワークショップを思い出して、今回考え感じたことを振り返ってもらえると嬉しいです。

残り1回とはなりましたが、参加者の皆さんが将来、より納得感のある人生を送る手助けになるワークショップを引き続きお届けできればと思います。今回はありがとうございました。

集合写真(ワーク中はスタッフ・参加者ともにマスクをして万全の感染対策をいたしました。集合写真撮影時だけ一時的にマスクを外しております。)

(第4回メインファシリテーター 野本隆大)