6月22日(水)・24日(金)に金沢市立高岡中学校の中学2年生約200名を対象に、ワークショップ「人生路線図」を実施しました。22日と24日はスタッフを替えて同内容のワークを実施しました。
今回も前回と同様にzoomで各クラスと繋いでワークの進行をしました。
<参考>
このワークショップは計6回のプログラムで行いました。これまでの様子は以下をご覧ください。
第1,2回 「自分クッキング」「冒険の宇宙」についてはこちら
第3,4回 「キャリアタイムマシン」についてはこちら
目標
今回のワークの目標は、他人を経歴や肩書きで判断せず、質問をすることによってその人の軸・価値観に迫る方法を学ぶことでした。早速、当日の内容についてお伝えしていきます。
当日の流れ
アイスブレイク ファースト・インプレッション
今回のワークでは、1~2クラスに1人、「スピーカー」がつき、まずはスピーカーを囲んでアイスブレイクとして「ファースト・インプレッション」というワークを行いました。
スピーカーがまず、自分の所属・肩書きを一言で紹介して、中学生の皆さんはそれを聞いて率直に抱いたスピーカーの印象をワークシートにメモしました。
この人どんな人?
次に、スピーカーがこれまでの人生の歩みを「出来事」にしぼって話しました。中学生の皆さんの手元には、「人生路線図」とよばれる、人生の歩みを路線図のように表現した図が載ったワークシートが配られており、そのワークシートを見ながらスピーカーの話を聞きました。
自分だったら?
次に、中学生の皆さんはスピーカーの人生路線図をもとに「自分だったら、こんな駅や線路もあり!」という観点で、スピーカーの経歴に関する質問を考え、Google Formに記入しました。皆さんからは進路選択に関する質問や学生生活・仕事についての質問、恋愛に関する質問(!)など、たくさんの質問が集まりました。
線路は続くよどこまでも
最後に、ブレイクアウトルームに戻り、スピーカーがGoogle Formに寄せられた質問に答えていきました。
今回が最終回ということで、代表の生徒さんが私たちに、お礼の挨拶をしてくれました。たくさんの学びを持ち帰ってくれたことが伝わってきて、私たちメンバーにとっても、改めて今回のワークショップの意義を感じられた感慨深い瞬間でした。
生徒さんの感想
- 人の肩書や表面の情報だけで判断せず、その人は何を大切にして、何を考えて今までの人生を歩んできたのかを知ることができた。
- この授業を振り返って、自分の道は親が決めるのではなく自分で考えることが大切なんだなと思いました。
- 決められたことをやるだけじゃなくて、自分の意志でやりたいと思ったことをやることが大事なんだなと思いました。
- いろんな人を「お手本」にして、自分のいいところややりたいこと、なりたいものを見つけていきたいです。
開催後記
こうして無事に全6回のワークショップを終えることができたのは、日夜準備にご尽力いただき、フィードバックを下さった高岡中の先生方をはじめ、当日の現場の進行をサポートしてくださった先生方、さらには毎回積極的にワークに取り組んでくれた中学生の皆さんのおかげです。この場を借りて深く感謝申し上げます。
いつもと違う世界に触れる機会は、自分の人生が大きく変わるチャンスだと思います。今回の全6回のワークショップが中学生の皆さんにとってそのような機会になっていれば幸いですし、これからも引き続き、日常にはない経験から学んでいくという姿勢を忘れないでほしいと思います。
(企画担当 野本隆大)