8月17日に、会津若松市が主催する「グローバル人材育成事業」の2023年度 第4回ワークショップを開催しました。第4回は「夢創りマインドマップ」「無人島Quest」です。
前回までの詳細については以下をご覧ください。
目標
夢創りマインドマップでは、
- 自分の興味関心からやりたいことを創ることができることを学ぶ
を目標に、無人島Questでは、
- 目標のために今からでも取り組むべきことを明確にする
- 人生における多様な選択肢があることを知り、視野を広げる
- 自身の可能性が広がっていることを理解し、目標に向かう行動力に繋げる
の3つを目標にして個人ワークとグループワークに取り組みます。
夢創りマインドマップ
夢創りマインドマップとは、自分の興味関心・趣味などから連想を膨らませ、出てきた概念をもとに自分がワクワクできる「やってみたいこと」を考えるワークです。
このワークは『スタンフォード式 人生デザイン講座』(ビル・バーネット、デイヴ・エヴァンス著、千葉敏生訳、ハヤカワ文庫)という書籍から着想を得たものです。
まずは自分の興味関心・趣味など、自分を構成する要素からマインドマップ形式で連想を膨らませていきました。部活動や習い事から好きなアイドルまで、さまざまな要素をもとに自由に連想を膨らませる様子が見受けられました。
次に、マインドマップのできるだけ外側からワクワクする言葉を3~5個挙げてもらい、それを組み合わせて自分がやってみたい「ワクワクできること」を考えてもらい、グループでシェアしました。参加者はスタッフのアドバイスも踏まえながら自由にアイデアを出していました。
参加者からは「マインドマップで上げたものの中からやりたいことに繋げることで、自分の人生を通してやりたいことが分かった」という感想をいただきました。
無人島Quest
無人島Questでは、第1回、第2回で実施した「じぶん宝探し」を発展させ、自分の夢を叶えるためのロードマップを考えるとともに、そのロードマップの通りにいかなかった場合にどう対処するか考えました。
まずは改めて自分の将来の夢を「なりたいもの」と「やりたいこと」の要素に分けて書き出しました。その後、その夢を実現するためのロードマップを考えて「無人島マップ」にまとめ、グループ内で共有しました。
進学・資格などを中心に、各々が自分の夢を叶えるために必要なものを考え、スタッフと協力して明日から行動に移せるようにロードマップの解像度を高める姿も見受けられました。
次に、「嵐がやってきた!」と題して、先ほど描いたロードマップの通りにいかなかった場合の対処法を考えました。必死に夢を叶えるための次善の策を考える姿が印象的でした。
最後に、この無人島Quest全体を通しての学びをまとめてグループでシェアしました。
「嵐がやってきた!」を踏まえて、自分の夢を叶えるロードマップは一通りではないということに気づいたとする意見が多かったのが印象的でした。
開催後記
第1回から第4回にかけて、自分の将来の夢を叶えるために何ができるだろうということを一貫して考えてきました。はじめはあまりうまく考えられなかった参加者も回を重ねるごとに解像度高く考えられるようになり、成長を実感することができました。このように、「今何ができるか」を考え続けることの大切さが少しでも伝わっていれば幸いです。
(第4回企画担当 野本隆大)